Solo Exhibition:
夢想の残骸への祈り
愛知県の名古屋市にある愛知県立芸術大学サテライトギャラリーで個展「夢想の残骸への祈り」を開催しました。
本展では、社会や様々な時代において現れては、ある瞬間に崩壊し残骸と化す夢想というものをテーマに、作品と共にいくつかの短編の物語を展示しました。
Artist Statement
様々な夢想が、それぞれの時代や社会、あるいは個人を覆うことがある。
しかし、それは長くは続かない 。ある時、ある瞬間に崩壊する。そうして夢想は残骸と化して歴史のなかへと消えていく。
作品をつくることとは、その消えた残骸を拾い集め、祈りを捧げることなのだ。
Review
展示室に入ると、黒い葉が茂る深い映像の森に迷い込んだような視覚的な錯覚に陥る不思議な絵画空間に誘われる。若手の平面は浮薄化し弱くなったとよくいわれるが、新しい才能に遭遇する喜びもときにはあるものだ。
福山は成安造形大学で立体を学んだ後、愛知県芸大大学院で平面に研さんを重ねた。平面作品は近年の創作だが、そこには絶えず立体的な世界を意識した空間構築があるようだ。
平面と彫刻の境界をどう処理するのかという課題に対面するとき、画家の脳内には夢想という儚いモチーフが浮かぶ。画面を効果的に支配するのは、舞い散るような葉のような黒い浮遊物。
浮遊物の形態は顔にもただの構成的な配置にも見え、だまし絵的な視覚への揺さぶりを生じさせる。意識するという「黒い太陽」という存在は、創作の在り方の根底にある。黒色が醸し出すぎりぎりの所にある生に、死の匂いも控える。
黒はある種の影絵であり、背後に漂う幻灯のような光彩と反応して重層性を増す。
2013. 6. 12.
黒谷 正人 中日新聞 編集局 文化部
中日新聞より抜粋

Exhibition Details
Title: Prayer for the Wreckage of Reveries
Venue: Satellite Gallery of Aichi University of the Arts
Period: Thursday, May 23 - Saturday, June 12, 2013
Closed on: Mondays
Open Hours: 11:00 - 18:30
Admission: Free
Address: 3-21-18 Nisiki Naka Nagoya Aichi 460-0003 Japan
Telephone: 0561-62-1180
In cooperation with: Aichi University of the Arts
2015. 11. 18. Wed.































